韓国の美容医療では、カウンセリングや施術の前後に写真撮影を案内されることがあります。経過確認に役立つ一方、顔や施術部位が写る写真は、扱い方によっては本人の特定や受診内容の推測につながる大切な情報です。
撮影を求められて戸惑ったときは、その場で急いで同意する必要があるのかを確認しましょう。大切なのは、撮影の有無だけでなく、利用目的・保管・外部掲載を分けて理解することです。
まず確認したい「診療用」と「広告用」の違い
同じ写真でも、目的によって扱いは異なります。施術計画や経過観察のための院内記録と、ホームページやSNSに載せる症例紹介は、別の利用として考えると整理しやすくなります。
主な利用目的の例
- 診療・経過確認:医師が施術前の状態や変化を確認する
- 院内共有:担当医や必要なスタッフ間で情報を引き継ぐ
- 教育・研究:院内研修、学会発表、資料作成などに使う
- 広告・広報:公式サイト、SNS、動画、院内資料などに掲載する
「記録用です」と説明された場合も、院外への提供や広告掲載を含むのかを確認します。診療用の撮影に同意しても、広告利用まで同意したことになるとは決めつけず、同意書の項目を一つずつ見ましょう。
撮影前に確認したい6つのポイント
口頭説明だけでは帰国後に確認しにくいため、日本語または理解できる言語の書面があると安心です。署名前に、次の点を質問してみてください。
- 利用目的:診療記録、教育、研究、広告のどれに使うのか
- 撮影範囲:顔全体、施術部位、音声、氏名や患者番号が含まれるか
- 閲覧する人:院内の誰が見られ、外部業者へ渡る可能性があるか
- 保管方法:院内端末、クラウド、スマートフォンなど、どこで管理するか
- 保管期間:いつまで残り、期間後にどのように削除するか
- 拒否した場合:施術を受けられないのか、料金や条件が変わるのか
韓国の個人情報保護制度でも、利用目的や保有期間、第三者提供などは重要な確認事項です。ただし、診療記録には法令上の保存が必要な場合もあり、希望すればすぐ削除されるとは限りません。「消せますか」だけでなく、「削除できない場合の根拠と期限」を聞くと具体的です。
短い韓国語の質問例
- 진료 기록용인가요?(診療記録用ですか)
- SNS나 홈페이지에도 게시되나요?(SNSやホームページにも掲載されますか)
- 보관 기간은 언제까지인가요?(保管期間はいつまでですか)
掲載同意書は媒体と公開範囲まで見る
「広告掲載可」という一文だけでは、実際の公開範囲が分かりません。顔を隠すのか、目元だけか、施術部位のみか、国内外のSNSや広告配信にも使うのかを確認しましょう。写真の加工方法、掲載期間、再投稿、提携先への提供、削除や同意撤回の連絡先も大切です。
モニター料金や割引が関係する場合は、写真の利用条件、掲載を断った場合の通常料金、あとから同意を撤回した場合の扱いを書面で確認します。一度SNSで公開された画像は、転載や保存によって完全な回収が難しいことも踏まえて判断しましょう。
不安なときは撮影範囲を相談してよい
広告掲載には同意せず、診療に必要と説明された写真だけにできるか相談する方法があります。「顔全体は避けたい」「目元を隠してほしい」「自分のスマートフォンでは撮らないでほしい」など、希望を具体的に伝えましょう。
その場で内容を理解できない場合は、通訳を呼ぶ、同意書を撮影して確認する、署名を保留できるか尋ねるという選択肢もあります。断りにくい雰囲気や説明と違う撮影があれば、いったん止めて確認することが大切です。
撮影後に気づいたときの対応
帰国後に不安が出たら、同意書の控え、撮影日、医院名、説明した担当者、掲載先を整理し、医院の個人情報窓口へ書面やメッセージで問い合わせます。
- 写真の利用目的と現在の保管状況を確認する
- 広告掲載の停止、削除、再利用停止が可能か尋ねる
- 掲載済みならURL、画面、確認日時を記録する
- 回答が得られない場合は、公的な個人情報相談窓口や専門家への相談を検討する
感情的なやり取りにならないよう、「何を確認したいか」「どの同意を撤回したいか」を分けて伝えると進めやすくなります。
写真の扱いも渡韓前に一緒に確認できます
韓国美容サポートでは、予約調整や通訳同行に加え、写真同意書で分かりにくい点や医院へ確認したい質問の整理もお手伝いします。相談は無料で、しつこい勧誘は行いません。不安を残したまま署名する前に、LINEで無料相談から気軽にご相談ください。
施術の効果や経過には個人差があります。写真や体験談だけで結果を判断せず、施術には医師のカウンセリングが必要です。期待できることだけでなく、リスク、代替方法、術後の注意点も確認したうえで検討しましょう。